2012年3月27日火曜日

アカデミックスマートとストリートスマートって?【個人的な見解】

昨日ネットで情報収集をしていた際に、人間の能力や特性について面白い考え方を見たので更新します。

よんだ記事によるとアメリカでは、人間の能力を2つに分けてみる考え方があるそうです。
アカデミックスマート(ブックスマート)とストリートスマートと言う考え方です。
あくまでビジネス上の概念ですので・・・。

【アカデミックスマートとは】
学業優秀、偏差値が高いタイプのアカデミックなインテリジェンスが高いタイプの人。知的レベルは高く優れているが反面応用が利かず、社会の仕組みや道理にさらされる経験が少なめの人。日本では「世間知らず」(軽蔑した言い方で「偏差値バカ」)という言い方をしますが、言い換えるとこれに近い概念として捉えられているのではないかと思います。

【ストリートスマートとは】
自らの経験値や感性などを使い物事を解決していく課題解決力や突破力に優れた人。この場合偏差値レベルに関しては特に定義されておらずどちらかと言うと「社会勉強」で培った経験や知識、教訓を活かしながら徒手空拳で社会を渡っていく人、とでも言えばいいでしょうか?日本では「人生経験豊富な人」と言い換えるのが近いような気がします。


アメリカは終身雇用と言う考え方がなく、転職しながらキャリアアップしていく傾向が強い社会です、言い換えると「実力主義」ですし、人種の坩堝(Melting pot)といわれるくらい国際的な生存競争が激しい社会なのでなおさら「ストリートスマート力」が重視されるといえます。
これからの日本でも学歴至上(古いか?)の概念が薄れ、ストリートスマート力が高い人が重宝されるといわれていますしもう既に来ています。(ですが、反面ここ数年就職希望条件のトップに来るのが「安定」「終身雇用」と、ある種の逆転現象がおきていたり。)

よんだ記事ではアカデミックスマートはもう要らない!「ストリートスマート」が必要な時代が来る!と言う結論で締めくくられていました。半分は賛成です。

個人的な結論を言うと「どっちもいる」が重視するのはストリートスマート能力です。問題解決力や課題抽出力、創造力の多くはマニュアルだけでは作れないですしそこに一定の社会経験や対話力や洞察力が必要になります。昨今叫ばれているマニュアル世代にこの部分の能力が欠如する傾向にあるのは事実だからです。

ですが学力が要らないか?と言うとそういうわけではありません。一定の理解力や吸収力がないと経験を通じて物事を吸収するアンテナが立たないのも事実ですし、現状そのアンテナを図る客観的指標は学力レベルと言うことになりがち。
ストリートスマート力を数値化し客観的に分析できる指標があればいいのですが数値化できない能力だからこそ人間は色々な経験を自分なりに模索しているような気もします。

もう少しこの辺り掘り下げてまた次回同じテーマで書いてみようと思います。



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